@article{oai:kansaigaidai.repo.nii.ac.jp:00008114, author = {柿木, 重宜 and Kakigi, Shigetaka}, journal = {研究論集, Journal of Inquiry and Research}, month = {Mar}, note = {論文, ARTICLE, 本稿では、稀代の言語学者藤岡勝二の音声中心主義思想とその淵源を、彼のアルタイ諸語研究とローマ字化国語国字運動を通して考察した。藤岡が逝去した後、膨大な資料のアルタイ諸語文献の翻訳が残されたが、藤岡は、その資料を、ローマ字転写(transcription)をした後、翻訳をしていた。類まれな語学の才を有した藤岡でさえも、縦文字のアルタイ諸語文献を、ローマ字化しなければ理解できなかった。また、藤岡は、若き頃、言語学者ガーベレンツの多大なる思想的影響をうけているが、ガーベレンツはアルタイ学にも精通しており、彼との邂逅によって、アルタイ諸語研究とローマ字化国語国字運動の接点を見出すことができる。さらに、本稿では『羅馬字手引』の言語特徴を詳細に検討した。「ローマ字ひろめ會」の標準テキストでありながら、数多の口語体の表現が収録されており、藤岡の音声中心主義思想の原点が、このテキストでも見られるのである。}, pages = {179--196}, title = {言語学者藤岡勝二の音声中心主義思想とその淵源について : アルタイ諸語研究とローマ字化国語国字運動を通して}, volume = {117}, year = {2023}, yomi = {カキギ, シゲタカ} }