@article{oai:kansaigaidai.repo.nii.ac.jp:00008111, author = {阿部, 奈南 and Abe, Nana}, journal = {研究論集, Journal of Inquiry and Research}, month = {Mar}, note = {論文, ARTICLE, 椋鳩十は、戦時下で多くの動物文学を発表し、戦争とは一線を画した作家として認識されてきた。その一方、動物文学以外のジャンルで戦争協力につながる二作品を執筆していた。その一つが『幼年倶樂部』昭和19(1944)年 1 月号掲載のルポルタージュ、「軍神につづく 横山少年團」である。 少年たちがお国に命を捧げることを称揚する内容であり、戦争協力の作品であることは間違いない。しかし、戦後に自身の作家としての矜持を述べた文章には、椋が「(戦時下で)自分の思うことを、こういう時代に、書ける方法」を考えていたことが示されている。従来、この「方法」は動物をテーマとしたことに限定して捉えられている。しかし、このルポルタージュを執筆するにあたり、椋はその「方法」を模索したと考えられる。その一つが「母」についての表現である。 本論文では、椋がルポルタージュの中で、取材した内容をどのように表現したか分析、検証し、再評価する。}, pages = {127--144}, title = {『幼年倶樂部』「軍神につづく横山少年團」に関する一考察 : 戦時下児童文学における椋鳩十(久保田彦穂)の表現}, volume = {117}, year = {2023}, yomi = {アベ, ナナ} }