@article{oai:kansaigaidai.repo.nii.ac.jp:00008084, author = {友田, 奈津子 and Tomoda, Natsuko}, journal = {研究論集, Journal of Inquiry and Research}, month = {Sep}, note = {論文, ARTICLE, ジョン・ダンは自分の死を熟考し、その思索によって編み出されたイメージを聖俗の壁を超え、展開した詩人として知られている。中世以来の「死を想え」という語に縮約された感性は、ルネサンス期においても見られ、当時、こうした死への省察は、肉体と魂を二元論的に捉える新プラトン主義の浸透などにより強調され、高慢を抑制する方策として肉体への蔑視を生んだ。執拗に肉体を「塵・土塊」と呼ばせ、さらには魂にとっての「牢獄」であるとするネガティヴな表現は、ダンの作品においても度々現れることとなる。しかしダンは、こうした伝統に則った身体描写に揺さぶりをかけ、彼独特の詩想によって、ほかにほとんど見られることのない愛と死、そして復活をテーマとする詩を生み出した。本稿では、「別れ、窓に彫られた私の名前」を中心に、この作品の舞台となるガラスに注目し、「復活」というキリスト教の中心的教義をいかに詩人が詩の中で描いたかを考察する。}, pages = {33--50}, title = {墓場のジョン・ダン : 「別れ、窓に彫られた私の名前」におけるスペクタクル化された復活}, volume = {116}, year = {2022}, yomi = {トモダ, ナツコ} }