@article{oai:kansaigaidai.repo.nii.ac.jp:00008034, author = {滝川, 好夫 and Takigawa, Yoshio}, journal = {研究論集, Journal of Inquiry and Research}, month = {Sep}, note = {論文, ARTICLE, 第2節でWicksell『金利と物価』に基づいて「自然利子率 vs. 市場利子率」と物価水準変動のモデルを展開し、第3節で「自然利子率 vs. 市場利子率」の視点からウィクセルとケインズ『貨幣論』の対応関係、第4節でウィクセルとケインズ『一般理論』の対応関係を論じ、第5節でウィクセルの「自然利子率 vs. 市場利子率」をIS-LMモデルの中に位置付け、第6節で新型コロナ・ショックの経済への影響をIS-LMモデルのウィクセル版で議論する。自然利子率を異常に低下させてしまった新型コロナショックはさらに自然利子率を低下させるという負のスパイラルに陥っているので、一方では短期的に企業者の沈滞的心理を払拭することが肝要であり、他方では技術進歩の停滞、所得分配の不平等拡大による貯蓄率の増大、人口減少などといった自然利子率低下の構造的原因(潜在成長率の低下)を克服することが重要である。}, pages = {285--300}, title = {コロナ禍と「自然利子率 vs. 市場利子率」}, volume = {114}, year = {2021}, yomi = {タキガワ, ヨシオ} }