@article{oai:kansaigaidai.repo.nii.ac.jp:00008024, author = {岸野, 浩一 and Kishino, Kouichi}, journal = {研究論集, Journal of Inquiry and Research}, month = {Sep}, note = {論文, ARTICLE, 諸国家からなる世界を共通の規則と制度が存在する国際社会として理解する国際関係論の英国学派は、多元的なグローバル国際社会の秩序を支える外交や勢力均衡といった国際制度の存在を説き、それらの分析を展開してきた。しかし、制度が「存在する」とはいったいいかなる事態なのか。哲学の観点を重視するとされてきた英国学派において、国際社会の哲学的基礎(存在論)についての思索は充分に深められてきたとは言い難い。国際社会とその秩序を支える制度の問い直しへ向けて、本稿では、言語行為論を基礎として制度が「在る」とはどういうことなのかを問う「社会存在論」(social ontology)の研究を展開しているJ・R・サール(John R. Searle)の議論をふまえ、社会存在論を英国学派理論に適用し国際社会の制度を分析しうる可能性とその含意について、制度としての勢力均衡を主に取り上げて探究する。}, pages = {195--206}, title = {国際社会における制度の存在論的分析へ向けて : 言語行為と制度としての勢力均衡をめぐって}, volume = {114}, year = {2021}, yomi = {キシノ, コウイチ} }