@article{oai:kansaigaidai.repo.nii.ac.jp:00007995, author = {林, 美智代 and Hayashi, Michiyo}, journal = {研究論集, Journal of Inquiry and Research}, month = {Mar}, note = {論文, ARTICLE, 戦闘を回避してスペインに征服されたタラスコ王国は破壊されなかったために、かえって社会を構成していた様々なエスニック集団を温存することになった。征服から植民地初期の激動期において、君主が処刑されると、先スペイン期に王国に統合されていたはずの先住民貴族や彼らが帰属するエスニック集団が、権力の奪取や特権・権利の温存のために、王国成立以前にまで遡る各集団の歴史に依拠して、抗争や訴訟を展開した。スペイン支配が介在することによって惹起された複雑な利害関係を孕む問題に対し、先住民は独自の歴史意識と表現方法を用いて、地位や権利の正当性を訴えた。スペイン植民地期においてさえ、彼らはけっして均質的・受動的存在ではなかったのである。}, pages = {151--167}, title = {征服とタラスコ王国 : 16世紀ミチョアカンの先住民貴族の抗争に見られるエスニック集団の表出}, volume = {113}, year = {2021}, yomi = {ハヤシ, ミチヨ} }