@article{oai:kansaigaidai.repo.nii.ac.jp:00007937, author = {平田, 一郎 and Hirata, Ichiro}, journal = {研究論集, Journal of Inquiry and Research}, month = {Mar}, note = {論文, ARTICLE, 近年の知覚論において、生態学的知覚論や選言主義の立場から直接知覚が問題となっている。それは表象などを介することで外界との接触が薄れることを批判するのであり、むしろ知覚の対象が外界の対象そのものであることを確保しようとする。これに対するホワイトヘッドの立場は複雑である。選言主義が批判する錯覚論法をむしろ強化した形で取り入れつつ、直接知覚については因果的効果という形で確保しようとする。他方現前的直接態という形で先の強化された錯覚論法を使いつつ表象による知覚を主張する。この両者の異なったタイプの知覚は象徴的指示という形で繋がれる。 ホワイトヘッドがこのようにしたのは、直接知覚による外界とのつながりを確保しつつ、表象の操作性を保持しようとしたからであろう。そういった包括性にホワイトヘッドのコスモロジーの意義がある。}, pages = {111--129}, title = {ホワイトヘッドにおける直接知覚と表象}, volume = {111}, year = {2020}, yomi = {ヒラタ, イチロウ} }