@article{oai:kansaigaidai.repo.nii.ac.jp:00007899, author = {朴, 育美 and Park, Ikumi}, journal = {研究論集, Journal of Inquiry and Research}, month = {Sep}, note = {論文, ARTICLE, 小説『ラヴェルスタイン』は、作家ソール・ベロー(1915-2005)が、シカゴ大学教授アラン・ブルーム(1930-92)の生前の要望に応え、ブルームの死後に出版した回想録だ。小説仕立てにはなっているが、主人公のラヴェルスタインはブルームに、回顧録を書くチックはベローとほぼ同一視できる。親友について綴ることは、その差異において自分自身を再確認する作業でもあるはずだが、回想録を書くにあたりベローの頭の中で、何が「記憶」としてせり出してきただろうか。この論文では、自分のアイデンティティを再確認する目的のために、何が記憶として綴られているかに注目し、テキストを考察する。具体的にはアドラー心理学を援用し、ブルームについて書きながら、彼との対比の中で巧に書き込まれたベローのアイデンティティを顕在化させる。}, pages = {53--66}, title = {アドラー心理学から読む『ラヴェルスタイン』 : ソール・ベローによるアラン・ブルームの回想録}, volume = {110}, year = {2019}, yomi = {パク, イクミ} }