@article{oai:kansaigaidai.repo.nii.ac.jp:00007815, author = {砂原, 由美 and Sunahara, Yumi}, journal = {研究論集, Journal of Inquiry and Reseach}, month = {Mar}, note = {論文, ARTICLE, メキシコ人作家フアン・ルルフォ Juan Rulfo によって1955年に書かれた『ペドロ・パラモ』Pedro Páramo は、多様な解釈を可能にする文学テクストであり、現在までに多くの研究がおこなわれてきた。本稿では、ジュネットの物語論を援用しながら、『ペドロ・パラモ』にあらわれる語り手の一人であるフアン・プレシアドが一人称を用いて物語る物語言説の特徴を捉えなおしていく。ジュネットの用語を用いることは、先行研究においてあまり注目されることのなかった、語り手フアン・プレシアドと作中人物フアン・プレシアドとの間にある水準の違い、語りと語られる内容との間の「距離」を中心に考察することを可能とし、この考察をとおして、語り手フアン・プレシアドが自らの体験を言語化し物語ることの不可能性をテクストに見出せることを論証する。}, pages = {175--190}, title = {『ペドロ・パラモ』のエクリチュール : フアン・プレシアドの語りを中心に}, volume = {107}, year = {2018}, yomi = {スナハラ, ユミ} }