@article{oai:kansaigaidai.repo.nii.ac.jp:00007814, author = {傳田, 久仁子 and Denda, Kuniko}, journal = {研究論集, Journal of Inquiry and Reseach}, month = {Mar}, note = {論文, ARTICLE, シャルル・ペローの「長靴をはいた猫」における挿絵の歴史は、1697年のクロード・バルバン書店版から始まり300年を越える。しかし物語冒頭部分、末息子が父親の遺産として猫を手にする場面に挿絵が添えられるようになるのは19世紀になってからのことである。本論はこの冒頭部分の挿絵に着目し、末息子と猫の表象について分析することで、「長靴をはいた猫」の受容史の一端を跡付けることを目的とする。今回はまず、19世紀前半のフランスにおける「長靴をはいた猫」での冒頭部挿絵を対象とし、そこでの末息子の描かれ方の差異を確認する。この変化は一見わずかなものにもみえるが、テキストでは理由づけのなされない援助者としての猫像へと、挿絵によってあらかじめ読者をいざなうものとなっていることを明らかにする。}, pages = {155--174}, title = {長靴をはく前の猫 : 19世紀前半フランス挿絵本における「長靴をはいた猫」のイメージ}, volume = {107}, year = {2018}, yomi = {デンダ, クニコ} }