@article{oai:kansaigaidai.repo.nii.ac.jp:00007746, author = {田邊, 久美子 and Tanabe, Kumiko}, journal = {研究論集, Journal of Inquiry and Research}, month = {Mar}, note = {研究ノート, NOTE AND DISCUSSION, 19世紀イギリスの画家ジョン・エヴァレット・ミレイによる感傷的な幼児の肖像画は「ファンシー・ピクチャー」と呼ばれ、大変需要が高かった。特に例に挙げられるのは、Cherry Ripe と広告にもなったBubbles である。ファンシー・ピクチャーは実人生を描くのではなく、道徳的意味合いを含まない空想を描いた。ヴィクトリア朝の大衆は広告や複製画でミレイのファンシー・ピクチャーに大いに慣れ親しみ、Bubbles やCherry Ripe といった絵が印刷された商品や複製画を購入して消費に参入した。ミレイのファンシー・ピクチャーの中で、もっともコマーシャリズムや消費と関連しているのがBubbles であり、ハイ・アートとして製作されたミレイの作品が、本人の意図と関係なく、広告にされてしまった。この件を巡り、ハイ・アートとロー・アートの関係について議論がなされたことについて、ハイ・アート、消費、コマーシャリズムの関連について論じている。}, pages = {171--180}, title = {J. E. ミレイとファンシー・ピクチャー : ハイ・アート、消費、コマーシャリズム}, volume = {105}, year = {2017}, yomi = {タナベ, クミコ} }