@article{oai:kansaigaidai.repo.nii.ac.jp:00006250, author = {柏原, 恵龍 and Kashihara, Eryu}, journal = {研究論集, Journal of Inquiry and Research}, month = {Mar}, note = {研究ノート, NOTE AND DISCUSSION, BPD(境界性人格障害)は世界的にますます広がりつつあり、米国では推定で一千万人を超えている。多重人格性障害、児童虐待、性的虐待、保護者との距離、放任や無視、そして孤立無援、見捨てられる恐怖、衝動的な自己破壊行為、などなど広範な問題にかかわる人達である。BPDの人々は、最も大切に思っている人たちに対しても抑制のきかない怒りをぶつけたり、空虚で無力な自分にアイデンティティが消え失せてしまったように感じている。これはエリクソンのいう心理社会的危機の8段階の中で5、2、それに1段階が問題になる。自閉期から分離・個体化の段階でつまずき、青年や壮年にも及んでいる。子供の脳に与えるストレスの影響を調べるために、母親の愛情を受けて育ったラットと、母親と引き離して育ったラットの海馬を比較したところ、引き離した方のラットの海馬が小さく、海馬の新生ニューロンの数も少なかった。養育期に受けたストレスで成熟後海馬の新生ニューロンが減少し、海馬の成長が少なく、縮小していることがわかった。}, pages = {151--166}, title = {自我境界と海馬について}, volume = {85}, year = {2007}, yomi = {カシハラ, エリュウ} }