@article{oai:kansaigaidai.repo.nii.ac.jp:00006213, author = {林原, 文子 and Rimbara, Fumiko}, journal = {研究論集, Journal of Inquiry and Research}, month = {Sep}, note = {論文, ARTICLE, 近年、商会の資本主義的性格を高く評価する見解が出てきているが、本稿は商会の構成者の性格を分析し、ギルドの影響の存続の有無に注目する。上海商業会議公所は官憲の補助機関の性質を佩び、その会員は多くは会館・公所の董事からなりギルドの機能を存していた。指導層の内、官僚の地位を保有する者が七割強を占め紳商であった。上海商務総会の構成者は一幇一行が代表を商会会員に推挙し、このことが「商会組織内部をして封建的性質の行幇勢力の存在と影響を完全に排除することは不可能にした」。1920年の「桂電」事件では商会指導層の紳商としての体質が露呈された。改選後会長は新興の指導者になったが、商会の基礎を成した会館・公所は幇の影響が強くその中心は寧波幇である。1920年の改選で会長に湖南幇の聶雲台が選出されたのを除き、前後25年間、会長は特に寧波幇に属した。幇の領袖が近代企業家に転進できるかが、商会近代化の鍵になるとみられる。}, pages = {153--165}, title = {清末民初、上海の会館・公所と商会 : 組織構成を中心として(下)}, volume = {88}, year = {2008}, yomi = {リンバラ, フミコ} }