@article{oai:kansaigaidai.repo.nii.ac.jp:00006178, author = {近藤, 愛紀 and Kondo, Manaki}, journal = {研究論集, Journal of Inquiry and Research}, month = {Mar}, note = {研究ノート, NOTE AND DISCUSSION, ソシュールの文体論についての考えは、これまであまり注目されてこなかった。本稿では、「文体論講座」と題されたソシュールの草稿の分析を試みる。文面から読み取れることを中心にして、1 章では草稿の執筆年代を、ソシュールの行なった一般言語学講義との関わりにおいて考察した。ラング、パロール、ランガージュの定義を検討すると1911年以降に執筆されたことが判然とする。 2 章で、ソシュールの構想していた文体論は、バイイのそれを踏まえたものであるが、記号学との関わりの中で文体論を位置づけようとしている点に彼独自のものの見方があることを指摘した。ソシュールが草稿で略述した文体論は、パロールの言語学に通じる内容を持っていると考えられ、ラングとパロールを相互補完的に捉えながら、言語活動(言葉)の全面的な姿を探究しようとする試みであることが理解される。}, pages = {185--194}, title = {ソシュールの考えていた文体論 : 草稿から読み取れるもの}, volume = {91}, year = {2010}, yomi = {コンドウ, マナキ} }