@article{oai:kansaigaidai.repo.nii.ac.jp:00006038, author = {杉澤, 伶維子 and Sugisawa, Reiko}, journal = {研究論集, Journal of Inquiry and Research}, month = {Mar}, note = {論文, ARTICLE, 戦後アメリカ史における主要な事件を背景とする、フィリップ・ロスの「アメリカ三部作」の一つ、『私は共産主義者と結婚した』に描かれた、登場人物たち3名(語り手ザッカーマン、主人公アイラ、アイラの兄でザッカーマンの高校時代の恩師マリー)の自己実現欲求とその結末を、マッカーシズムという直接の時代背景のみならず、「魔女狩り」、独立革命(建国)、内乱(南北戦争)といったアメリカ史における重大な事件に内在しているアメリカ的特質との関連から考察する。彼らのアメリカに対する理想/信念と裏切りを、政治的そして個人的レベルの両方から分析することで、アメリカ民主主義を支えてきたことばと、「アメリカ」を語ることの意義にも言及する。最終的には、作品執筆の背後にある20世紀最後の10年のアメリカ社会の変動をも考慮することで、現代アメリカに対する作家ロスの政治的・文化的・道徳的姿勢を明らかにする。}, pages = {1--19}, title = {フィリップ・ロスの『私は共産主義者と結婚した』に描かれた「アメリカの物語」を読む : 裏切りと信念}, volume = {101}, year = {2015}, yomi = {スギサワ, レイコ} }