@article{oai:kansaigaidai.repo.nii.ac.jp:00006032, author = {橋本, 史帆 and Hashimoto, Shiho}, journal = {研究論集, Journal of Inquiry and Research}, month = {Sep}, note = {論文, ARTICLE, 本稿では、「メトニミー」の視点から、トマス・ハーディの『カスターブリッジの町長』における人間模様を読み解いていく。この小説では、登場人物たちが、彼らが生まれた国や、彼らが関わる植民地や地域などに関する属性を持つように造型されている。そして、その彼らの言動に着目すると、この小説には、ハーディが読み取った19世紀のイングランドとスコットランドの関係性や、イギリスと、その植民地カナダと隣国フランスとの関わり合いに関する彼の見解が表出されていると思われる。本稿では、カスターブリッジを舞台に、ヘンチャードとスコットランド出身のファーフレイとの間に起こる町長交代劇を分析し、イングランドとスコットランドの関係性を明らかにする。さらにまた、ジャージー島出身のルセッタと、カナダ出身のエリザベス=ジェインの人生を考察し、作者がフランスとカナダをどのように小説化しているか検討していく。}, pages = {37--55}, title = {『カスターブリッジの町長』再考--登場人物たちの人物造型が意味するもの}, volume = {102}, year = {2015}, yomi = {ハシモト, シホ} }