@article{oai:kansaigaidai.repo.nii.ac.jp:02000025, author = {柿木, 重宜 and Kakigi, Shigetaka}, journal = {研究論集, Journal of Inquiry and Research}, month = {Sep}, note = {論文, ARTICLE, 本稿では、日本における近代言語学史の観点から、言語学会の機関誌『言語学雑誌』の資料的価値について考察した。本雑誌の考察については、これまで、様々な言語学的観点から検討を試みたが、未だ全貌を解明するには至っていない。 上記の考察の結果、当時の『言語学雑誌』は、比較言語学、音声学等のような現代言語学の研究対象を包含すると同時に、国語国文学、梵語学等の他分野の研究も対象にしていたことが判明した。また、「待遇表現」研究、アイヌ語等の個別言語学の研究もすでに行われている。『言語学雑誌』は、18 冊だけしか刊行されていないが、日本における近代言語学の誕生にとって、貴重な論考が多数寄稿されているのである。本雑誌は、「博言学」から脱し、新しき「言語学」という学問が誕生する過渡期の中で成立している。現代言語学界の成立過程を知る上で第一級の学術雑誌であり、今一度見直されるべき資料的価値を有する文献なのである。}, pages = {19--35}, title = {言語学会の機関誌『言語学雑誌』の資料的価値について : 日本における近代言語学史の観点から}, volume = {118}, year = {2023}, yomi = {カキギ, シゲタカ} }